説明
こういった用途で使われています
※本器の電極はケーブル長が2m、IP68の防水、2mまで浸漬可能です。
見やすく、分かりやすい測定値
pH、EC(またはTDS)、温度は同時に表示しバックライト付きなので暗い場所でもはっきりと読み取れます。またアラーム機能により各項目の上限下限値を設定でき、設定値を上回る(下回る)と画面のバックライトと範囲外の測定値が点滅しお知らせします。
養液値の動き(傾向)を把握
HI 981420は自動で測定値を保存。15分ごとに過去30日間のデータを記録します。最大値、最小値、平均値をいつでも見ることができグラフ表示も可能。これにより養液値の動き(傾向)を把握し、その原因や対策を考えることもできます。
pHとECを同時に校正
HI 981420は専用のpH/EC簡易標準液を使うことでpHとECを同時に校正できます。通常、pHとECの校正はそれぞれ標準液が必要ですが、それを1つの標準液で行えるとっても便利な機能です。(pH/EC簡易標準液:pHは6.86pH、ECは5.00mS/cm)
データ転送もできます
本体に保存されたデータは、本体からUSBメモリーまたはUSBケーブルを使用しPCへ転送できます。PCではCSV形式で表示され管理も便利です。
※本器のUSBポートはUSB-C(Type-C)です。
仕様
品番 | HI 981421 | |
品名 | GroLine インライン型pH/EC/TDS/℃モニター | |
pH | 測定範囲 | 0.00~14.00pH(検出単位:0.01pH)、0.0~14.0pH(検出単位:0.1pH) |
精度@25℃ | ±0.05pH、±0.1pH | |
校正 | 自動で1点または2点校正(pH7.01と4.01もしくは10.01) ※pH/EC簡易標準液を使用した場合はpH6.86 |
|
EC | 測定範囲 | 0.00~10.00mS/cm(検出単位:0.01mS/cm) |
精度@25℃ | ±0.1mS/cm(0.00~5.00mS/cm)、±0.2mS/cm (5.00~10.00mS/cm) | |
校正 | 自動で1点校正(1.41mS/cmまたは5.00mS/cm) ※pH/EC簡易標準液を使用した場合は5.00mS/cm |
|
TDS※ | 測定範囲 | 0~5000ppm(TDS換算率0.5)、0~7000ppm(TDS換算率0.7) 検出単位:10ppm |
精度@25℃ | ±2%F.S. | |
校正 | EC校正による | |
温度 | 測定範囲 | 0.0~60.0℃(検出単位:0.1℃) |
精度 | ±0.5℃ | |
温度補償 | 自動(0.0~60.0℃) | |
温度係数 | 1.9%/℃(温度変化に伴うEC/TDSの変化の割合) | |
EC/TDS換算率 | 0.5または0.7より選択(ECからTDSへの換算比率) | |
電極 | HI 1285-9(pH/EC/TDS/℃)、ボディ材質:PVC、ケーブル長:3m、防水:IP68 | |
使用外部環境 | 0~50℃(相対湿度95%以下) 本体の防水:IP65 | |
データ保存 | 15分ごとに過去30日間のデータを自動保存 | |
データ転送 | 本体からUSBメモリーまたはUSBケーブルを使用しPC接続 ※本器のUSBポートはUSB-C(Type-C)です。ご注意ください。 |
|
アラーム | 設定した上限値または下限値の範囲外になると画面のバックライトと 範囲外の測定値が点滅表示(各項目の測定範囲内で設定可能) |
|
GLP | pH、ECの過去5回の校正情報を表示 | |
電源 | 12VDCアダプター(通常の国内のコンセントで使用可) | |
サイズ、重さ | 本体:長さ125×幅185×厚さ38mm 333g 電極:直径32×長さ190mm 265g(配管との接続部は3/4インチNPT) |
※TDSとはTotal Dissolved Solids(総溶解固形分)の略で、水中に溶解している物質の濃度をppmで表示します。本器ではECの測定値から換算してTDSを表示します。
【セット内容】
本体、pH/EC/TDS/℃電極(HI 1285-9)、pH/EC簡易標準液2袋、電極洗浄液2袋、
12VDCアダプター、日本語取扱説明書他
※本器は常時電極を浸けておくタイプですが、使用しない時には電極保存液を使用し保管してください。乾燥によるpH電極の劣化を防ぎます。なお電極保存液は付属しておりません。
電極洗浄液は汚れや付着物による消耗・劣化を最小限に抑えるために使用します。
養液の測定において電極洗浄液での洗浄は非常に重要ですので、少なくとも2週間に1回は行ってください。pH電極のメンテナンスに関しては以下ご参照ください。
【最新版】pH電極のメンテナンスガイド