アルカリ度 水質検査キット（テストキット）／ HI 3811

説明

HI 3811は、サンプルのアルカリ度濃度を0～100mg/L(ppm)CaCO3または0～300mg/LCaCO3の範囲内で測定する滴定ベースの水質検査キットです。HI 3811には、必要な試薬がすべて付属しています。テストキットには、約110回のテストを実行するのに十分な試薬が含まれています。
 

機能の概要

セットアップの完了

サンプルビーカー、プラスチックシリンジ、フェノールフタレインインジケーター、ブロモフェノールブルーインジケーターなど、必要なすべての材料がテストキットに含まれています。

高解像度

0～100mg/Lの測定値は、1mg/Lの分解能で決定されます
0～300mg/Lの測定値は、3mg/Lの分解能で決定されます

交換用試薬あり

試薬がなくなっても新しいキットを購入する必要はありません。HI 3811-100試薬セットは、キットに使用する試薬を注文できます。この試薬セットには、フェノールフタレイン指示薬のスポイト瓶(10mL)1本、ブロモフェノールブルー指示薬のスポイト瓶(10mL)1本、およびHI 3811-0試薬の1本(120mL)が含まれています。

 

使用するメリット
アルカリ度とは試料水が酸を中和し、設定されたpHに達するまでの量的な能力のことです。この測定は、主に水酸化物、炭酸塩、および重炭酸イオンによる水の腐食特性を決定する上で非常に重要です。アルカリ度の他の供給源は、リン酸塩、ケイ酸塩、ホウ酸塩、フッ化物、および一部の有機酸の塩など、加水分解できる陰イオンに由来する可能性があります。アルカリ性は、飲料水、排水、ボイラーと冷却システム、および土壌の処理において重要です。
アルカリ度は、フェノールフタレインアルカリ度および総アルカリ度として測定できます。フェノールフタレインのアルカリ度は、希塩酸溶液とフェノールフタレイン指示薬を使用してサンプルをpH8.3に中和することによって測定されます。このプロセスは、水酸化物イオンを水に、炭酸イオンを重炭酸イオンに変換します。

 
OH^– + HCl → H₂O + Cl^–
CO₃^2- + HCl → HCO₃^– + Cl^–
重炭酸イオンは追加の塩酸で炭酸に変換できるため、フェノールフタレインアルカリ度は全水酸化物イオンを測定しますが、重炭酸塩の寄与の半分のみです。炭酸イオンを完全に変換するには、サンプルのpHが4.5になるまで塩酸を加えます。これは総アルカリ度として知られています。
HCO₃^– + HCl → H₂CO₃ + Cl^–

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仕様
測定タイプ:滴定
範囲:0～100mg/L CaCO₃、0～300mg/L CaCO₃
分解能:1 mg/L (0～100 mg/Lレンジ) 3 mg/L (0～300 mg/Lレンジ)
測定法:フェノールフタレインとブロモフェノールブルーを用いた酸滴定法
試験回数:110回
重量:460 g
寸法:200x120x60mm
付属品:HI 3811テストキットには、10mLのフェノールフタレイン指示薬、10mLのブロモフェノールブルー指示薬、120mLのアルカリ度滴定液、10mLの校正容器、50mLの校正容器、チップ付き校正シリンジが付属しています。